Adobeにダマされてる人(33歳・小学生)の何か - 美術部
今でも、「適当に絵を描いて」と言われると、モチーフを選ぶ時点で脳にロックがかかる。周囲を見渡して「これは無理」「これも無理」と。きっと、この辺も運動と同様に「完全受容」が得られなかったが故の、固い固いロックなんだろうなと思う。
スターをくれとは言いません。誰かこのジャンルについても、自己承認を得られるメソッドを知りませんか?
Adobeにダマされてる人(33歳・小学生)の何か - 美術部
対象を写実的に描く、というのであればそれなりの労力が必要になりますが、「適当な絵」を適当な感じで描くにはこちらとそのリンク先が参考になるのではないでしょうか
詳しくは、リンク先で。
(残念ながら、リンク先の 斉藤コミュ絵 - livedoor Blog(ブログ) は現在更新されていないようですし、web archive の方はもしかすると文字化けするかもしれないので、文字エンコードを修正する必要があるかもしれませんが)
以下は蛇足なのでたたんでおきます。
言ってみれば、絵なんて線の集まりですし、特徴とパターンをつかんでしまえば文字の書き順を習うように、また絵描き歌のようにいい加減な感じで描くことができます。デフォルメしたような絵ならば特にそれが顕著ですね。
具体的には
楕円形を描いて

目をつけてみます。

これに

ひし形と線を加えるだけで、ヒヨコになります。

これはイヌですが

耳をそのまま伸ばしたらウサギに。

ネコは口に特徴が出ますね。

ブタは鼻より耳に気をつけた方がそれっぽくなります。

いたずらっ子なおサルさん

耳を大きく描いたらネズミになります
……と、こんなイラストなら、デッサンの練習なんて不要ですし、ある程度のパターンを憶えてあとはそれを応用する、といったやり方でバリエーションを増やすことができます。
もちろん、
というような場合には全く向かないテクニックではありますが、美術展に出すわけではないですし、簡単なカットやピクトグラム、マークを描くといった適当なときには役立つのではないでしょうか。
というのを感じたので、上のリンクを紹介してみました、参考になれば何よりです。
さらに以下、ちょっと自分語り
私は趣味として、バルーンアートというのをやっています。
バルーンってなに?という方も多いでしょうが、まぁこういう細長い風船を使って動物を作ったりするものです。

これの初級のネタとして、イヌというものがあるんですが

こちらの風船の大きさの比率を変えるだけで、

キリンになります。
さらにみょい~んと胴を長くしただけで

ダックスフンドに。

しっぽを大きくしたらキツネ

あとは、全体的に小さくしたらネズミ
……と、こんな感じで、基本的なイヌというものをマスターするだけで、様々な応用が可能になるのですね。
で、風船を欲しがるのはほとんど子供ですから、渡すときに「はい、キリンだよ~」っと言って子供に渡せば、それをキリンだと思ってくれるわけです。ぶっちゃけてしまえば、「言った者勝ち」で「子供だまし」なテクニックではあるのですが、それなりに有効ではあります*1 *2。
それっぽいものを、それらしく提示することで、相手も納得してもらえます。
絵にしても似たようなもので、簡単な線であっても対象の特徴を捉えてデフォルメして「それは○○です」で言えば、まぁなんとかなります。
以前に16ピクセルのドット絵




を描いたことがあるのですが、ま、冷静にこれ見たらどう考えても女の子ですらないですよね。でもこれを「らき☆すたのfaviconです」と言い切ってしまえば、そういう風に見えてくるものですから、言っちゃった者勝ちじゃないかなーと思いました。
上の楕円動物だけではしょぼ過ぎるので、もう少しまともな作例を。
id:fuji_hajimeさんは Illustrator をお持ちということなので、それを使って簡単なカットを作成してみます。
ちなみに、ベジェ曲線は難しいので今回は使いません。

まず楕円を作りますね。

それをコピーして、拡大縮小、そして回転を加えます

この調子でそれをいくつか並べると

はい、カボチャになりますね。
次に楕円を2つ作ります。

そして「前面オブジェクトで型抜き」すると

2つの円が重ならない部分が、三日月型になって残ります。

あとは、長方形を並べましょう。適当な大きさを作って、回転をさせて、それっぽく

そしたら、これで口ができました。

あとは三角形を適当に並べるだけで顔になります
最後にヘタを作りましょう*3

少し季節を先取りしてますが、ハロウィーンの飾り付けに使う 「ジャック・オー・ランタン」 の完成です。
さらにアレンジとして、それをコピーして適当な大きさに変え回転させ、色にもばらつきを加えれば適当なカットができあがりです。

こんな風に、簡単に適当な絵を作ることができるわけです。
Illustrator は使いこなすのにベジェ曲線がネックではあるのですが、ベジェ曲線を使えなくとも、楕円と四角形、三角形だけでも工夫次第で様々なものを描くことができます。
基本図形を応用するだけでも、それなりのバリエーションがありますから、適当なものを描くのには向いているソフトではないかと。
*1:ませた子には「これとこれ一緒じゃん!」とツッコミを受けることもありますが
*2:ちなみにこれはあくまで簡単な作り方であって、それぞれもっとリアルに表現することもできます 例 > 高度なキリンを作る動画 http://www.youtube.com/watch?v=916wNA4c_n4 http://www.youtube.com/watch?v=QVF7GkpExI8
*3:ここの工程を記録し忘れたのですが、適当な楕円を作り途中でカットして円弧を残します。